若い頃はどうしても物を購入するということに対して、物欲をコントロールすることができないという時期がありました。
結婚し、子供が生まれ、主に出費する目的が育児メインとなると、どうしても物欲が抑えられずに来たという時期がありました。
そんなときに出会ったのが我が家の買い物ルールです。
1冊の本が変えてくれた物欲
節約ブームで主婦系の雑誌を買い漁っていた時期が私にもありました。
- 家族5人食費3万円
- 手取り200万でもしっかり貯金できる
- 年収300万円でも年100万円貯める
などなど
本当にいろいろな人達が特集を組まれ、主婦系の雑誌に掲載されていました。
そんなときに出会ったのが「ハイシマカオリさん」という方でした。
年収300万円台の彼女が1000万円貯めるための日常を描いた本です。
もとになったのがブログです。
元々は実家暮らしをしていた彼女ですが、一人暮らしをして、ブランドに拘らず、欲しい物で必要なものしか買わないという徹底をしてきたことが貯められた要因だと思います。
レビューでは賛否両論ありますが、最初の1冊目の500万円貯めるという本が私の物欲を抑えられるようになったなと思っています。
衝動買いすることはよくあること
例えば、何気なく雑誌を見ていると「あ〜これあったら便利そう…」という衝動に駆られることありませんか?
特に、主婦になると自分のために自由にお金を使う頻度が減り、キッチングッズや雑貨に目が行きがちになります。私もそうでした。
例えば…
普段からキッチン周りのごちゃっとした感じが嫌だな…と思っていたとします。
子供と本屋さんに立ち寄り、立ち読みした雑誌にキッチンの収納特集が掲載されており、自分の家のキッチンと比べた際、シンク下収納がキレイに陳列されていて、「この部分なら真似できそう…」と想像しちゃいますよね?
すると、この雑誌を買い、その中に掲載されている収納グッズをネットで買ってしまう…
というような感じです。
テレビを見ていてたまたまやっていたテレビ番組の中で、便利そうなキッチン家電を紹介していた。
これがあれば、あの料理やこの料理もかんたんに作れるじゃん!と思って、あまり気にせずに購入した。
最初は頻繁に使っていたものの、段々と使用頻度が減り、最終的に使わない日が増え、邪魔になって片付けてしまった。
というような感じです。
私も何度も何度も経験があります。
これが衝動買いするときの私の行動パターンであることを知りました。
売る側もこういう購入意欲をそそるための映像や記事を提供しているので、欲しいと思って貰えることはマーケティングとしては成功なんだと思うんです。
でもね、使わないものが増えるということは、無駄というしかないのです。
使わないなら買わないほうが良かったのでは?と思えてきたのです。
どうやって買い物ルールを作ったのか?
実は、私も衝動買いが結構やっちゃった一人でもあり、特に洋服やアクセサリー、雑貨に関しては流行りモノが好きで、SNS映えしてコロっとすぐにポチっとしてしまう一面を持っておりました。
街へ買い物に出かけ、見たものが欲しい!という物欲に襲われるとすぐに買ってしまうということもしばしばでした。
しかし、ある年を境にしてこの考え方がガラリと変わります。
それが、整理収納アドバイザーという資格の勉強をしてからのことです。
この資格取得中に、実際に自分の家の中のものを断捨離する学習が含まれているのですが、そのときに捨てたものたちを見て気づけました。
捨てる予定のモノたちの殆どが、普段使いできるものではなく、ほどんど使っていない、もしくはほとんど着ていない服など、使用頻度が極端に少ないものたちでした。
総額までは計算できていませんが、かなりの金額のモノを捨てたことにとても反省をしました。
このときにふと思い出したのがハイシマカオリさんのことでした。
断捨離をした際に、(古本を)メルカリで売ろう!と箱に入れておいたのですが、そこからハイシマカオリさんの本を取り出し、もう一度見直しました。
その中に、人がモノを買うときの心理についてしっかりと書いてあったんですね。
※こちらは本の中に入っていたものを私が画像化しています。
まず、欲しいかも…と思った時点でこれで確認します。
例え、安いものであってもこの表を基本的に物を買うときのルールとして当てはめます。
我が家、ホットプレートは何年も持っていませんでした。
使う場合には、実家から借りて使ってきました。
そんなとき、いつも使っている土鍋にヒビが入ってしまい、土鍋って大きなものだとそこそこの値段がするな〜と。冬になったら必ず鍋を囲むことをよくやっていたので、ホットプレートと鍋が使えるものを買おうかな…と悩んできました。
子供3人いますが、上の子は上京しており家にいません。普段の食事は4人です。
そこで悩んで決めたのがブルーノのホットプレートでした。
深鍋も使えるし、4人だけど小さくてもいいかな…と思って決めました。
ちなみに、購入したのが5年前のことで、買うまでに1年ほど悩み、現物も見て買っています。
現在、頻繁に使用してきたため、古くなってきたな…と感じていますので買い替えを検討しています。
買い物ルールを徹底することで節約できる!
こんな感じで、我が家は買い物に関するルールを決めており、おそらく子どもたちも買い物をする際は、衝動買いするのではなく、しっかりと吟味してから買うようになっていると感じます。
欲しい!と思った時点で買っていることはほぼありません。
まずは、欲しい!という気持ちが本当なのか気まぐれなのかを確かめるために1週間程度、悩むことにするのです。
ネットショッピングであれば、ひとまずはカートに入れておくけれど、すぐに会計はしないのです。そして、その後、何気ないときにカートの中のものを見て、本当に欲しい物なのかをじっくりと考えます。
時間にすると1週間程度でしょうか。
この時点で欲しいと思ってから2週間程度は経過していますので、かなり冷静になってから欲しいという部分を見極めることができます。
それでも欲しい!という気持ちが勝っているようなら、今度は必要かどうかを考えます。
この段階でこちらの表を見て、本当に必要でなおかつ欲しいという判断をするのです。
どんなものであっても、この買い物ルールを適用することで、必要ないと判断したものは買いませんし、予算の範囲内で買えるものしか選べないということにもなります。